バレルエントリープルーフとは|樽詰めの度数と125プルーフ

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目次
  1. 規則が決める3つの度数
  2. 加水して下げてから詰める
  3. 上限より低く詰める理由
  4. 上限が110プルーフだった時代
  5. 瓶詰めの度数との違い
  6. 出典

バレルエントリープルーフ(barrel entry proof)は、蒸溜した原酒を樽に詰める時点のアルコール度数です。米国の連邦規則 27 CFR 5.143 は、バーボン・ライ・ウィート・モルト・ライモルトの各ウイスキーを、内側を焦がした新しいオーク樽に125プルーフ(アルコール度数ではその半分の62.5%)以下で貯蔵すると定めています。ラベルに書かれる瓶詰めの度数とは別の数字です。

規則が決める3つの度数

27 CFR 5.143(c) の表には「貯蔵」の欄があり、条文はこの欄が、貯蔵する樽の種類と、樽に入れるときの度数の上限を示すと説明しています。蒸溜・樽詰め・瓶詰めの3段階を並べると次のとおりです。

段階バーボン・ライなどコーンウイスキー
蒸溜160プルーフ以下160プルーフ以下
樽詰め内側を焦がした新しいオーク樽に125プルーフ以下貯蔵する場合は、使用済みか焦がしていない新しいオーク樽に125プルーフ以下
瓶詰め80プルーフ(40%)以上80プルーフ(40%)以上

瓶詰めの下限は、ウイスキー全体の定義を置く 5.143(a) の規定です。ストレートを名乗る種別も樽詰めの上限は同じ125プルーフで、その樽での2年以上の貯蔵が加わります。コーンウイスキーの決まりはコーンウイスキーとは、度数の換算はプルーフとはへ。

加水して下げてから詰める

フォアローゼズの場合、2回目の蒸溜を終えた原酒はおよそ138〜140プルーフで、樽詰めの上限より高い度数です。熟成庫のあるコックスクリークへタンクローリーで運び、保持用のタンクに移して水を加え、120プルーフまで下げてから樽に詰めます。度数によって樽から引き出される風味の種類が変わるため、規則の上限の125プルーフより低く詰めることにしている、というのが公式サイトの説明です。

ラビットホールの解説にも、蒸溜所は水を加えて125プルーフ以下に下げるとあります。

上限より低く詰める理由

ワイルドターキーは、低めの度数で樽に詰めておけば、熟成を終えて瓶詰めする前に加える水が少なくて済み、樽から得た風味と深い赤褐色を保てると説明しています。フォアローゼズが挙げる理由は、先に書いたとおり樽から引き出す風味の違いでした。

ラビットホールは、生産の費用が上がるとしても樽詰めの度数を低く戻す蒸溜所が増えていると書いています。同社の見方では、多くの造り手にとって、よいバーボンを造ることは度数を下げて詰めることを意味するからです。

上限が110プルーフだった時代

ラビットホールの解説によると、禁酒法の前は客が自分の容器を持ち込んで樽から直接買うことが多く、造り手はすぐに飲みやすい100〜103プルーフをねらって詰めていました。禁酒法の廃止後に樽詰めの上限が110プルーフと定められ、1962年に125プルーフへ引き上げられました。110プルーフで詰めると多くの樽が要り、一部の大手にとって125プルーフへの変更は、同じ広さでより多くのアルコールを造れることを意味した、と同社は説明しています。

瓶詰めの度数との違い

樽詰めの度数と瓶詰めの度数は、別々に決まる数字です。フォアローゼズは120プルーフで樽に詰め、熟成後に加水を経て、たとえばスモールバッチ セレクトは104プルーフで瓶詰めしています。熟成後に水を加えずに瓶詰めしたものがバレルプルーフで、ワイルドターキー レアブリードについて公式サイトは、瓶詰め前に水を加えないバーボンと書いています。表示の決まりはバレルプルーフとはを参照してください。

出典

確認日はいずれも2026年10月17日です。

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よくある質問

バレルエントリープルーフとは何ですか。
蒸溜した原酒を樽に詰める時点の度数です。27 CFR 5.143 は、バーボンやライウイスキーなどを内側を焦がした新しいオーク樽に125プルーフ(62.5%)以下で貯蔵すると定めています。
瓶に書かれた度数と同じですか。
別の数字です。フォアローゼズは120プルーフで樽に詰め、熟成後に加水を経て、たとえばスモールバッチ セレクトは104プルーフで瓶詰めしています。
なぜ上限より低く詰める蒸溜所があるのですか。
ワイルドターキーは、低めに詰めておけば瓶詰め前に加える水が少なくて済み、樽から得た風味と色を保てると説明しています。フォアローゼズは、度数によって樽から引き出される風味の種類が変わるとしています。
125プルーフの上限は昔からですか。
ラビットホールの解説によると、禁酒法の廃止後は110プルーフが上限で、1962年に125プルーフへ引き上げられました。

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