定番バーボンの違い|度数・マッシュビル・年数を比較

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最終更新 2026-09-30

目次
  1. 早見表
  2. 小麦のウィーテッド、ライ麦多めのハイライ
  3. 同じ蒸溜所から出る銘柄
  4. 度数と熟成年数の読み方
  5. 所有企業
  6. 買うときに見るところ
  7. 出典

日本で正規品が買える定番バーボンを並べると、度数は40%から50.5%まで分かれ、熟成年数を商品名に入れているのはノブ クリーク 9年とイーグル・レア 10年です。マッシュビルの比率を確かめられたのは4本で、ほかは比率を公表していません。

早見表

度数は日本の輸入元の公式ページ(ウッドフォードリザーブは日本語の公式サイト)、マッシュビルは蒸溜所・ブランドの公表値で、メーカーズマークの比率だけはWhisky Magazine Japanの記事の値です。比率はトウモロコシ/第2の穀物/大麦麦芽の順に並べています。

銘柄度数(日本の正規品)マッシュビル熟成年数の記載蒸溜所所有企業
ジムビーム40%非公表4年(ブランド公式)ジムビームサントリーグローバルスピリッツ
メーカーズマーク45%70/小麦16/14なしメーカーズマークサントリーグローバルスピリッツ
ノブ クリーク 9年50%非公表9年(商品名)ジムビームサントリーグローバルスピリッツ
ワイルドターキー バーボン 10150.5%非公表6〜8年(輸入元の説明)ワイルドターキーカンパリグループ
フォアローゼズ スモールバッチ44度以上45度未満B 60/ライ麦35/5とE 75/ライ麦20/5を併用6年以上(輸入元の説明)フォアローゼズE.&J.ガロワイナリー
ウッドフォードリザーブ ディスティラーズセレクト43.2%72/ライ麦18/10なしウッドフォードリザーブブラウンフォーマン
バッファロー・トレース45%「#1」、比率は非公表7年以上(輸入元の説明)バッファロートレースサゼラック
イーグル・レア 10年45%非公表10年(商品名)バッファロートレースサゼラック
ブラントン46.5%「#2」、比率は非公表なしバッファロートレースエイジ・インターナショナル
エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル40%78/ライ麦10/12なしヘヴンヒルヘヴンヒルブランズ

「なし」は、商品名に年数がなく、輸入元のページでも年数の記載を確認できなかったものです。

小麦のウィーテッド、ライ麦多めのハイライ

10本のうち、小麦を使うと公表しているのはメーカーズマークだけです。メーカーズマークは米国の公式サイトで、ウイスキーの穀物はライ麦が定番だった時代に、ビル・サミュエルズ・シニアが赤色冬小麦をマッシュビルの主役にしたと説明しています。比率は、Whisky Magazine Japanがトウモロコシ70%・赤色冬小麦16%・大麦14%と伝えています。ライ麦の代わりに小麦を使うバーボンはウィーテッドバーボンと呼ばれます。

比率を公表しているほかの3本は、第2の穀物がライ麦です。フォアローゼズのマッシュビルBのライ麦35%が最も高く、ウッドフォードリザーブの18%、エヴァン・ウィリアムスの10%が続きます。フォアローゼズ スモールバッチは、Bの原酒2種とライ麦20%のEの原酒2種(OBSK・OBSO・OESK・OESO)を合わせています。比率を出していない銘柄では、ワイルドターキーが公式サイトでライ麦の含有量が高いと説明し、明治屋はバッファロー・トレースの原料をコーン・ライ麦・大麦麦芽と記載しています。

ライ麦を多く使う配合はハイライと呼ばれますが、何%からという法律上の線はありません。27 CFR 5.143 がバーボンの原料に求めるのはトウモロコシ51%以上だけで、ウィーテッドもハイライも区分は同じバーボンです。穀物ごとの要件はマッシュビルとはにまとめています。

同じ蒸溜所から出る銘柄

10本のうち3本がバッファロートレース蒸溜所、2本がジムビームの蒸溜所の製品です。

英語版Wikipediaは、ノブ クリークについて、ケンタッキー州クレアモントのジムビームの蒸溜所で造られ、配合はジムビームとおおむね同じと記載しています。ジムビームは公式サイトで4年熟成と説明され、日本の正規品は40%です。ノブ クリークは9年熟成・100プルーフ(50%)で、年数と度数の両方が違います。

バッファロートレース蒸溜所は、バッファロー・トレースを「Mash Bill #1」、ブラントンを「Mash Bill #2」と表記していますが、比率は公表していません。VinePairは推定値として、#1をライ麦10%以下、#2を12〜15%としています。バッファロー・トレースとイーグル・レア 10年はどちらも明治屋の正規品で45%、輸入元の説明はそれぞれ7年以上と10年以上です。ブラントンも同じ蒸溜所で造られますが、英語版Wikipediaはブランドの所有者を米国のエイジ・インターナショナルと記載しています。日本では宝酒造が扱います。

度数と熟成年数の読み方

米国の規則(27 CFR 5.143)は、ウイスキーを40%(80プルーフ)以上で瓶詰めするよう定めています。10本で最も低いジムビームとエヴァン・ウィリアムスの40%は、この下限と同じ値です。プルーフとの換算はプルーフとはで扱っています。

同じ銘柄でも国によって度数が違います。エヴァン・ウィリアムスは米国の公式サイトで43%、バカルディ ジャパンの正規品は40%です。ウッドフォードリザーブは米国の公式サイトで90.4プルーフ(45.2%)、日本語の公式サイトでは43.2%と表記しています。

米国では、熟成4年未満のウイスキーに年数表示が義務づけられ、4年以上なら表示は任意です(27 CFR 5.74)。輸入元が「6年以上」「7年以上」と説明する銘柄も、商品名に年数は入っていません。読み方は熟成年数表記とはにあります。

所有企業

10本を持つ企業は7社です。サントリーグローバルスピリッツは2024年4月30日にビームサントリーから社名を変え、ジムビーム、メーカーズマーク、ノブ クリークを持ちます。サゼラックは1992年に現在のバッファロートレース蒸溜所を取得し、カンパリグループは2009年にワイルドターキーを取得しました。

フォアローゼズは、E.&J.ガロワイナリーが2026年4月にキリンホールディングスからの取得を完了しました。時事通信は2026年2月の売却発表時に、キリンが当面、国内販売を続けると報じています。ブラントンのブランドを持つエイジ・インターナショナルについては、宝ホールディングスの沿革に、1992年に親会社AADCの全株式を取得したとあります。

買うときに見るところ

東京税関の案内では、輸入する酒の容器には輸入者の氏名または名称と住所を表示することになっていて、正規品には輸入元の名前が入ります。10本の輸入元は、サントリー(ジムビーム、メーカーズマーク、ノブ クリーク)、CAMPARI JAPAN(ワイルドターキー)、キリンビール(フォアローゼズ)、ブラウンフォーマンジャパン(ウッドフォードリザーブ。2024年4月にアサヒビールから移管)、明治屋(バッファロー・トレース、イーグル・レア)、宝酒造(ブラントン)、バカルディ ジャパン(エヴァン・ウィリアムス)です。

同じ案内によると、アルコール分は「44度以上45度未満」のような1度の幅で表示するほか、「44度」のように幅の下の数字だけで表示してもかまいません。ワイルドターキー バーボン 101は50.5%で、ラベルは50%です。

容量は700mlと750mlが混ざります。750mlはノブ クリーク、バッファロー・トレース、ブラントン、700mlはジムビーム、メーカーズマーク、ワイルドターキー バーボン 101、フォアローゼズ スモールバッチ、イーグル・レア 10年、エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルです。フォアローゼズ スモールバッチはキリンが数量限定品として扱っています。割り方の分量はバーボンの飲み方にまとめています。

出典

  • https://www.jimbeam.com/ja-jp/bourbons/jim-beam
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Jim_Beam
  • https://products.suntory.co.jp/d/4901777283893/
  • https://products.suntory.co.jp/d/085246500576/
  • https://www.makersmark.com/ja-jp
  • https://www.makersmark.com/bourbons/makers-mark
  • https://www.makersmark.com/distillery/how-its-made
  • https://whiskymag.jp/mm_mod1/
  • https://www.suntory.co.jp/whisky/craft_bourbon/knobcreek/
  • https://products.suntory.co.jp/d/080686016403/
  • https://www.knobcreek.com/
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Knob_Creek_(bourbon)
  • https://www.suntoryglobalspirits.com/news/beam-suntory-rebrands-suntory-global-spirits
  • https://www.suntoryglobalspirits.com/brands
  • https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000221.000058608.html
  • https://www.wildturkeybourbon.com/ja-jp/products/wild-turkey-101/
  • https://www.camparigroup.com/sites/default/files/attachments/acquisitions/closing_press_release.pdf
  • https://www.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/fourroses/products/
  • https://www.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/fourroses/products/smallbatch.html
  • https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=7278&agechk=1
  • https://www.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/fourroses/process/10recipes.html
  • https://www.fourrosesbourbon.com/our-process
  • https://www.gallo.com/press/2026-04-02-gallo-completes-acquisition-of-four-roses-bourbon-from-kirin-holdings
  • https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC020SZ0S6A400C2000000/
  • https://www.jiji.com/jc/article?k=2026020600524&g=eco
  • https://www.woodfordreserve.com/ja/whiskey/straight-bourbon-whiskey/
  • https://www.woodfordreserve.com/whiskey/straight-bourbon-whiskey/
  • https://www.woodfordreserve.com/our-story/
  • https://wandsmagazine.jp/archives/16103
  • https://www.meidi-ya.co.jp/goods/alcohol/buffalo_trace/bt01.html
  • https://www.meidi-ya.co.jp/goods/alcohol/buffalo_trace/bt02.html
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/buffalo-trace/buffalo-trace-bourbon/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/blantons-single-barrel/blantons-original-single-barrel/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/buffalo-trace-history/
  • https://vinepair.com/articles/buffalo-trace-mash-bill-guide/
  • https://www.takarashuzo.co.jp/products/blanton/blantons/products/
  • https://www.takara.co.jp/company/intro/takara-intl.html
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Blanton%27s
  • https://www.bacardijapan.jp/products/items/evan-williams-black-label/
  • https://evanwilliams.com/
  • https://heavenhill.com/news-and-notes/evan-williams-legacy-distilled-in-every-pour/
  • https://www.law.cornell.edu/cfr/text/27/5.143
  • https://www.law.cornell.edu/cfr/text/27/5.74
  • https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/11/pdf/012.pdf
  • https://www.customs.go.jp/tokyo/sodan/sakerui_10.pdf

この記事に出てくる銘柄

読んだあとの一本

どれも国内で手に入る定番です。

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よくある質問

ウィーテッドバーボンとハイライバーボンは何が違いますか?
第2の穀物が小麦かライ麦かの違いです。メーカーズマークはトウモロコシ70%・小麦16%、フォアローゼズのマッシュビルBはライ麦35%です。どちらも法律上の区分はバーボンで、27 CFR 5.143が原料に求めるのはトウモロコシ51%以上だけです。ハイライと呼ぶためのライ麦の下限は法律にありません。
定番バーボンの度数はどれくらいですか?
日本の正規品10本では40%から50.5%です。ジムビームとエヴァン・ウィリアムス ブラックラベルが40%、ウッドフォードリザーブが43.2%、フォアローゼズ スモールバッチが44度以上45度未満、メーカーズマーク・バッファロー・トレース・イーグル・レア 10年が45%、ブラントンが46.5%、ノブ クリーク 9年が50%、ワイルドターキー バーボン 101が50.5%(ラベル表記は50%)です。米国の規則ではウイスキーは40%以上で瓶詰めします。
マッシュビルの比率が分かる定番バーボンはどれですか?
10本のうち比率が分かるのは、メーカーズマーク(トウモロコシ70%・小麦16%・大麦14%。Whisky Magazine Japanの記事の値)、フォアローゼズ(Bが60/35/5、Eが75/20/5)、ウッドフォードリザーブ(72/18/10)、エヴァン・ウィリアムス(78/10/12)の4本です。バッファロートレース蒸溜所は、バッファロー・トレースを「Mash Bill #1」、ブラントンを「Mash Bill #2」と表記していますが、比率は公表していません。

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