1792とベリー・オールド・バートンの違い|熟成年数と度数

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最終更新 2026-09-29

目次
  1. 早見表
  2. 1792
  3. ベリー・オールド・バートン
  4. トーマス・S・ムーア
  5. ケンタッキー・ジェントルマン
  6. テン・ハイ
  7. 飲み比べるなら
  8. よくある誤解
  9. 出典

バートン1792蒸溜所の銘柄の違いとして確認できるのは、熟成年数、瓶詰め度数、ブレンドかどうか、樽フィニッシュの有無です。マッシュビルの比率はどの銘柄も公表されておらず、ハイライ系と確認できたのは1792 スモールバッチとトーマス・S・ムーアの2つです。

蒸溜所はケンタッキー州バーズタウンにあり、英語版Wikipediaによればサゼラック社がここでベリー・オールド・バートンやケンタッキー・ジェントルマンを造っています。前身の蒸溜所は1879年にトーマス・S・ムーアがこの地で創業しました。蒸溜所の概要はバートン1792のページにあります。

早見表

銘柄区分代表ボトルの度数熟成年数代表的なボトル
1792ケンタッキー・ストレート・バーボン46.85%表記なし(6〜8年とされる)1792 スモールバッチ
ベリー・オールド・バートンバーボン40%・43%・45%・50%4年または6年とされるベリー・オールド・バートン 100プルーフ
トーマス・S・ムーア樽フィニッシュのバーボン49.45%(ポート樽・2020年)5〜6年+別の樽で1〜3年トーマス・S・ムーア ポート・カスク・フィニッシュ
ケンタッキー・ジェントルマン旧ブレンド。2022年時点でバーボン表示未確認(ブレンド時代は40%)未確認ケンタッキー・ジェントルマン
テン・ハイブレンド(2009年から)40%未確認テン・ハイ

日本の正規輸入元は、5銘柄とも確認できていません。1792は、2022年に明治屋が発表したサゼラック社の7ブランドにも入っていません。

1792

旧名は「1792 リッジモント・リザーブ」で、当時は8年の年数表記がありましたが、2013年に外れました。Distillerの解説によれば、現行の1792 スモールバッチはハイライ・マッシュビル(比率は非公開)で6〜8年熟成、93.7プルーフ(46.85%)です。1792の名前で出ているボトルド・イン・ボンドとフルプルーフは各製品ページにあります。

ベリー・オールド・バートン

英語版Wikipediaによれば、80・86・90・100プルーフ(40%・43%・45%・50%)の4種があり、熟成は4年または6年とされます。100プルーフ版はかつて6年表記でボトルド・イン・ボンドでしたが、どちらの表記も順に外されました。6年・ボトルド・イン・ボンドの版は、ウイスキー・アドヴォケイト誌の2010年のアワードでエヴァン・ウィリアムスと並んで「ベスト・バイ・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」を受けています。

トーマス・S・ムーア

2020年に初めて出た樽フィニッシュのシリーズで、ポート、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンの3種の樽を使います。蒸溜責任者のダニー・カーンは、原酒は標準のバートン1792ハイライ・マッシュビルだと説明しています。内側を焦がした新樽で5〜6年熟成させた原酒を、それぞれの樽に移して1〜3年追加で熟成させます。2020年版の度数は、ポート樽98.9プルーフ(49.45%)、シャルドネ樽97.9プルーフ、カベルネ・ソーヴィニヨン樽95.3プルーフでした。

同じ創業者の名前を持つ「トム・ムーア」も、バートン1792のバーボン銘柄として英語版Wikipediaに載っていますが、別の商品です。度数や年数は確認できていません。

ケンタッキー・ジェントルマン

英語版Wikipediaによれば、かつてはストレート・バーボン51%とニュートラル・グレイン・スピリッツ49%のブレンドで、40%(80プルーフ)で瓶詰めされていました。2022年時点ではブレンドをやめ、ボトルにはバーボンと表示されています。「ストレート」の表示があるかどうかと、現行の度数は確認できていません。

テン・ハイ

1930年代にハイラム・ウォーカー社がイリノイ州ピオリアで始めた銘柄です。ピオリアの蒸溜所が1981年に閉鎖されたあと、製造はヘヴン・ヒルを経てバートンに移りました。1980年代初めから2000年代後半まではストレート・バーボンでしたが、2009年からラベルは「Bourbon – a blend」となり、ストレート・バーボン51%に残りをニュートラル・スピリッツで補う区分になっています。度数は40%(80プルーフ)。商標は、米国特許商標庁の記録で2025年時点もペルノ・リカールが持っています。

飲み比べるなら

マッシュビルの差は確認できないので、比べる軸は熟成、度数、ブレンドかどうか、仕上げの樽になります。

  • 度数の差を見るなら、ベリー・オールド・バートン。同じ銘柄に40%・43%・45%・50%の4種があります。ただし版ごとの熟成年数は確認できていません。
  • 樽フィニッシュの有無を見るなら、1792 スモールバッチとトーマス・S・ムーア。どちらもハイライ系と確認できている組み合わせです。度数は46.85%と95.3〜98.9プルーフで、差は樽だけではありません。
  • ストレートとブレンドの区分を見るなら、1792 スモールバッチとテン・ハイ(40%)。
  • ケンタッキー・ジェントルマンは2022年前後で区分が変わっているため、手元のボトルがブレンド表示かバーボン表示かをラベルで確かめてから並べると、比べている条件がはっきりします。

よくある誤解

  • バッファロートレースのように銘柄ごとにマッシュビルを分けている:そうした使い分けを示す公式情報は、今回の調査では見つかっていません。確認できた違いは熟成年数・度数・ブレンドかどうか・樽フィニッシュです。
  • テン・ハイやケンタッキー・ジェントルマンも1792と同じストレート・バーボン:時期によります。テン・ハイは2009年からブレンドの表示、ケンタッキー・ジェントルマンは2022年時点でブレンドをやめてバーボン表示になっています。
  • トム・ムーアとトーマス・S・ムーアは同じ商品:同じ創業者に由来しますが、別の商品です。トーマス・S・ムーアは2020年に始まった樽フィニッシュの3種です。

出典

  • https://distiller.com/articles/bourbon-breakdown-1792-bourbon
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Very_Old_Barton
  • https://whiskyadvocate.com/whisky-advocates-awards-archive-1994-2010/
  • https://www.distillerytrail.com/blog/barton-1792-goes-back-to-its-thomas-s-moore-distillery-roots-with-3-new-cask-finished-bourbons/
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Barton_Brands
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Kentucky_Gentleman
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Ten_High
  • https://1792bourbon.com/distillery/

この記事に出てくる銘柄

バートン1792蒸溜所が出している5つの銘柄

バートン1792蒸溜所(ケンタッキー州バーズタウン)は、1792、ベリー・オールド・バートン、トーマス・S・ムーア、テン・ハイなどを造っています。マッシュビルの比率は非公表で、確認できた違いは熟成年数・度数・ブレンドかどうか・樽フィニッシュです。

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17921792ケンタッキー・ストレート・バーボン(ハイライ・マッシュビル)46.85%表記なし(6〜8年とされる)1792 スモールバッチAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
ベリー・オールド・バートンVery Old Bartonバーボン(100プルーフ版の旧ボトルド・イン・ボンド表記は削除)40%・43%・45%・50%の4種4年または6年とされるベリー・オールド・バートン 100プルーフAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
トーマス・S・ムーアThomas S. Moore樽フィニッシュのバーボン(ポート・シャルドネ・カベルネ・ソーヴィニヨン樽)49.45%(ポート樽・2020年リリース)5〜6年+別の樽で1〜3年トーマス・S・ムーア ポート・カスク・フィニッシュAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
ケンタッキー・ジェントルマンKentucky Gentlemanかつてストレート51%+中性スピリッツ49%のブレンド。2022年時点でバーボン表示未確認(ブレンド時代は40%)未確認ケンタッキー・ジェントルマンAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
テン・ハイTen Highブレンド(2009年からストレート51%+中性スピリッツ)40%未確認テン・ハイAmazonで探す 広告楽天で探す 広告

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よくある質問

1792とベリー・オールド・バートンは同じ蒸溜所?
はい。どちらもケンタッキー州バーズタウンのバートン1792蒸溜所の銘柄で、英語版Wikipediaによればベリー・オールド・バートンはサゼラック社がこの蒸溜所で造っています。
テン・ハイはバーボン?
2009年からラベルの表示は「Bourbon – a blend」で、ストレート・バーボン51%に残りをニュートラル・スピリッツで補う区分です。1980年代初めから2000年代後半まではストレート・バーボンでした。度数は40%です。
1792 スモールバッチは何年熟成?
現行品に年数表記はありません。旧名「1792 リッジモント・リザーブ」の時代は8年表記があり、2013年に外れました。Distillerの解説では6〜8年熟成とされています。

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