バッファロー・トレースとブラントン、ウェラーの違い|穀物配合

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最終更新 2026-09-29

目次
  1. 早見表
  2. バッファロー・トレース
  3. イーグル・レア
  4. ブラントン
  5. W・L・ウェラー
  6. E.H.テイラーJr.
  7. ジョージ・T・スタッグ
  8. サゼラック・ライ
  9. 飲み比べるなら
  10. よくある誤解
  11. 出典

バッファロートレース蒸溜所の銘柄は、マッシュビル(穀物の配合)、熟成年数、瓶詰め度数で造り分けられています。看板の「バッファロー・トレース」とイーグル・レアは低ライ麦のマッシュビル#1、ブラントンは高ライ麦の#2、W・L・ウェラーはライ麦の代わりに小麦を使う配合です。

蒸溜所の概要はバッファロートレースのページにあります。

早見表

銘柄マッシュビル代表ボトルの度数熟成年数代表的なボトル
バッファロー・トレース#1 低ライ麦(ライ麦10%以下とされる)40%または45%記載なしバッファロー・トレース
イーグル・レア#1 低ライ麦45%10年以上イーグル・レア 10年
ブラントン#2 高ライ麦(ライ麦12〜15%とされる)46.5%記載なしブラントン
W・L・ウェラー小麦(比率は非公開)45%記載なしW・L・ウェラー スペシャル・リザーブ
E.H.テイラーJr.#1 低ライ麦50%記載なしE.H.テイラーJr. スモール・バッチ
ジョージ・T・スタッグ非公表71.4%(2025年版)15年超ジョージ・T・スタッグ 2025年リリース
サゼラック・ライライ麦50%以上とされるライ用45%記載なしサゼラック・ライ

熟成年数の「記載なし」は公式の製品ページに年数が書かれていないもの、マッシュビルの比率はVinePairの解説による数字です。

バッファロー・トレース

蒸溜所と同じ名前の銘柄です。VinePairによれば#1は同蒸溜所で最も広く使われる配合で、イーグル・レア、E.H.テイラーJr.、ベンチマーク、オールド・チャーターも#1です。公式の度数表記は40%または45%。日本では明治屋が2022年6月23日にサゼラック社との総代理店契約の締結に向けた合意を発表し、同年8月1日にイーグル・レアとともに発売されました。

イーグル・レア

公式によれば1989年からバッファロー・トレースで造られています。マッシュビルは同じ#1で、分け目は熟成年数です。標準品は10年以上熟成の90プルーフ(45%)で、上位に12年、17年、ダブル・イーグル・ベリー・レア(20年)、25年、30年があります。

ブラントン

マッシュビルは#2(ライ麦12〜15%とされる)です。熟成は同蒸溜所で唯一の金属外壁の熟成庫、ウェアハウスHで行い、公式は寒暖差が大きいぶん熟成が速く進むと説明しています。1984年の冬にエルマー・T・リーが発売し、公式は「世界初のモダン・シングルバレル・バーボン」と表記しています。日本では宝酒造の商品サイトに「ブラントン」(46.5%・750ml)を含む4品が載っていて、明治屋が扱うバッファロー・トレースなどとは別の扱いです。

W・L・ウェラー

第2の穀物にライ麦ではなく小麦を使うウィーテッド・バーボンで、比率は公表されていません。公式は「元祖ウィーテッド・バーボン」と表記し、小麦を使うことで柔らかく滑らかな風味になると説明しています。名前は1849年に会社を興したW・L・ウェラーに由来します。スペシャル・リザーブは45%(90プルーフ)。VinePairはパピー・ヴァン・ウィンクルも同じウィーテッド・マッシュビルに分類しています。日本の正規輸入元は確認できていません。

E.H.テイラーJr.

南北戦争後にO.F.C.蒸溜所(現在のバッファロー・トレース)を設立し、1897年のボトルド・イン・ボンド法を推し進めたE・H・テイラー大佐の名前を冠しています。スモール・バッチは公式製品ページでマッシュビル#1、100プルーフ(50%)。2025年からは15年4ヶ月熟成のボトルド・イン・ボンドがアンティーク・コレクションに加わりました。日本ではレミー コアントロー ジャパンが2016年11月28日にスモール・バッチなど3品の取り扱いを始めましたが、現在の正規取扱いは確認できていません。

ジョージ・T・スタッグ

毎年秋に出るアンティーク・コレクションの1本です。公式は加水も濾過もせず樽出しの度数で瓶詰めすると説明していて、度数は年ごとに変わります。2025年リリースは142.8プルーフ(71.4%)、メーカー発表の熟成期間は15年4ヶ月でした。マッシュビルは公表されておらず、日本の正規取扱いも確認できていません。

サゼラック・ライ

バーボンではなくライ・ウイスキーで、VinePairによればライ麦50%以上の専用マッシュビルです。標準品は90プルーフ(45%)で、100プルーフ、フル・プルーフ、18年なども出ています。公式は、サゼラック・カクテルの名前の由来になったライ・ウイスキーと説明しています。日本では明治屋が2022年9月の発売予定と発表しました。

飲み比べるなら

度数と配合がそろう組み合わせから始めると、変わる条件が1つずつになります。

  • バッファロー・トレース(45%表記のもの)とイーグル・レア 10年。どちらもマッシュビル#1・45%で、確認できる違いは熟成年数です。
  • バッファロー・トレース、W・L・ウェラー スペシャル・リザーブ、サゼラック・ライ。3本とも45%で、配合が低ライ麦・小麦・ライ麦50%以上に分かれます。
  • ブラントン。#1との差はライ麦の比率ですが、熟成庫と度数46.5%も違うため、差を1つには絞れません。
  • 最後に度数の高いE.H.テイラーJr. スモール・バッチ(50%)とジョージ・T・スタッグ(71.4%・2025年版)。

よくある誤解

  • ブラントンもバッファロー・トレースと同じ配合:VinePairの分類では、ブラントンは#2、バッファロー・トレースとイーグル・レアは#1です。
  • ウェラーとパピー・ヴァン・ウィンクルは中身が同じ:どちらもウィーテッド・マッシュビルとされますが、熟成中の樽のうちヴァン・ウィンクルの名前がつくのはごく一部で、樽の選び方が違います。公式でも別ブランドです。
  • スタッグJr.はジョージ・T・スタッグの廉価版:スタッグJr.は2013年に8〜9年の若い版として登場し、2022年のバッチ18から「スタッグ」に改称して独立した製品になっています。

出典

  • https://vinepair.com/articles/buffalo-trace-mash-bill-guide/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/buffalo-trace/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/eagle-rare/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/blantons-single-barrel/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/blantons-single-barrel/blantons-original-single-barrel/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/w-l-weller/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/w-l-weller/w-l-weller-special-reserve/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/e-h-taylor-jr/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/e-h-taylor-jr/e-h-taylor-jr-small-batch/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/e-h-taylor-jr/e-h-taylor-jr-bottled-in-bond/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/george-t-stagg/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/buffalo-trace-antique-collection/
  • https://www.buffalotracedistillery.com/our-brands/sazerac-rye-whiskey/
  • https://www.breakingbourbon.com/review/george-t-stagg-2025
  • https://www.meidi-ya.co.jp/release/20220623.html
  • https://www.takarashuzo.co.jp/products/blanton/blantons/products/
  • https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000016452.html
  • https://www.torturedbourbon.com/blog/pqhhmf6kd3miqctc20pswi3i28qayr
  • https://www.pastemagazine.com/drink/whiskey/stagg-jr-name-change-buffalo-trace-george-t-stagg-price-secondary
  • https://en.wikipedia.org/wiki/Blanton%27s

この記事に出てくる銘柄

バッファロートレース蒸溜所が出している7つの銘柄

バッファロートレース蒸溜所は、看板のバッファロー・トレースのほかイーグル・レア、ブラントン、W・L・ウェラーなどを造っています。銘柄はマッシュビル(低ライ麦の#1、高ライ麦の#2、小麦、ライ麦主体)と熟成年数、瓶詰め度数で分かれます。

銘柄マッシュビル代表ボトルの度数熟成年数代表的なボトル購入
バッファロー・トレースBuffalo Trace#1 低ライ麦(ライ麦10%以下とされる)40%または45%公式に記載なしバッファロー・トレース ケンタッキー・ストレート・バーボンAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
イーグル・レアEagle Rare#1 低ライ麦(バッファロー・トレースと共通)45%10年以上(上位に12・17・20・25・30年)イーグル・レア 10年Amazonで探す 広告楽天で探す 広告
ブラントンBlanton's#2 高ライ麦(ライ麦12〜15%とされる)46.5%公式に記載なしブラントンAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
W・L・ウェラーW.L. Weller小麦(第2の穀物にライ麦でなく小麦。比率は非公開)45%公式に記載なしW・L・ウェラー スペシャル・リザーブAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
E.H.テイラーJr.E.H. Taylor, Jr.#1 低ライ麦(スモール・バッチ)50%公式に記載なしE.H.テイラーJr. スモール・バッチAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
ジョージ・T・スタッグGeorge T. Stagg非公表71.4%(2025年リリース。年ごとに変わる)15年超(2025年版は15年4ヶ月)ジョージ・T・スタッグ 2025年リリースAmazonで探す 広告楽天で探す 広告
サゼラック・ライSazerac Ryeライ用(ライ麦50%以上とされる)45%公式に記載なしサゼラック・ライAmazonで探す 広告楽天で探す 広告

読んだあとの一本

どれも国内で手に入る定番です。

家で試すなら

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よくある質問

ブラントンはバッファロートレース蒸溜所で造られている?
はい。英語版Wikipediaによれば、ブランドの所有者はエイジ・インターナショナルで、蒸溜はバッファロートレース蒸溜所、独占的な蒸溜権はサゼラック社が持っています。熟成は同蒸溜所で唯一の金属外壁の熟成庫、ウェアハウスHです。
バッファロー・トレースとイーグル・レアの違いは?
VinePairの分類では、どちらも低ライ麦のマッシュビル#1です。イーグル・レアの標準品は10年以上熟成の45%、バッファロー・トレースは公式ページに熟成年数の記載がなく、度数は40%または45%です。
ウェラーとバッファロー・トレースの違いは?
ウェラーは第2の穀物にライ麦ではなく小麦を使うウィーテッド・バーボンで、配合比率は公表されていません。バッファロー・トレースはライ麦10%以下とされるマッシュビル#1です。

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