バーボン銘柄の読み方|ミクターズ、ノブクリーク、ブラントン

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最終更新 2026-09-30

目次
  1. 早見表
  2. 「's」を書くかどうか
  3. つづりと表記がずれるところ
  4. 名前の由来
  5. 買うときに見るところ
  6. 出典

日本の輸入元の表記では、Michter'sは「ミクターズ」、Knob Creekは「ノブ クリーク」、Elijah Craigは「エライジャ・クレイグ」になる。下の表は、英語のつづりから読みにくいバーボンを中心に15銘柄を選び、輸入元が使うカタカナと、通販や店頭で見かけるほかの表記を並べたものである。

早見表

表記は各輸入元の公式サイトの商品名・ブランド名による。ワイルドターキーは日本の輸入元を公式ページで確認できなかったため、ブランドの日本語公式サイトの表記を載せた。

英語表記輸入元の表記ほかに見る表記日本の輸入元
Michter'sミクターズ—ウィスク・イー
Knob Creekノブ クリークノブクリークサントリー
Elijah Craigエライジャ・クレイグイライジャ・クレイグバカルディ ジャパン
Evan Williamsエヴァン・ウィリアムスエバン・ウィリアムス、エヴァン・ウィリアムズバカルディ ジャパン
Blanton'sブラントンブラントンズ宝酒造
Buffalo Traceバッファロー・トレースバッファロートレース明治屋
Eagle Rareイーグル・レアイーグルレア明治屋
Woodford Reserveウッドフォードリザーブウッドフォード・リザーブブラウンフォーマンジャパン
Four Rosesフォアローゼズフォアローゼス、フォー・ローゼズキリンビール
Maker's Markメーカーズマークメーカーズ・マークサントリー
Wild Turkeyワイルドターキーワイルド・ターキー—
Jim Beamジムビームジム・ビームサントリー
Booker'sブッカーズ—サントリー
Basil Hayden'sベイゼル ヘイデンバジル・ヘイデンサントリー
Jack Daniel'sジャックダニエルジャック・ダニエル、ジャックダニエルズブラウンフォーマンジャパン

Jack Daniel'sは、公式サイトの製品名が「Old No. 7 Tennessee Whiskey」であるように、バーボンではなくテネシーウイスキーとして売られている。両者の決まりの違いはテネシーウイスキーとバーボンの違いで扱っている。

「's」を書くかどうか

英語名の所有格「's」をカタカナにするかどうかは、輸入元や銘柄ごとに違う。サントリーはMaker's Markを「メーカーズマーク」、Booker'sを「ブッカーズ」と「ズ」まで書き、ウィスク・イーもMichter'sを「ミクターズ」とする。一方で宝酒造はBlanton'sを「ブラントン」、ブラウンフォーマンジャパンはJack Daniel'sを「ジャックダニエル」と書く。同じサントリーでも、Basil Hayden'sは「ベイゼル ヘイデン」で「ズ」を付けない。英語のつづりだけでは、どちらの表記かは決まらない。

つづりと表記がずれるところ

  • Michter's:「ch」を「ク」と書く。英字だけ見ると「ミッチャーズ」とも読めるが、輸入元の表記はミクターズである。
  • Knob Creek:語頭のkを読まず「ノブ」と書く。サントリーは商品情報で「ノブ クリーク」、ブランドページの題で「ノブクリーク」と、同じ会社の中でも空白の有無が分かれる。
  • Elijah Craig:Elijahをバカルディ ジャパンは「エライジャ」と書く。
  • Basil Hayden's:Basilをサントリーは「ベイゼル」と書き、ハーブ名で見慣れた「バジル」とは表記が違う。
  • Four Roses:キリンはFourを「フォア」、Rosesを「ローゼズ」と書く。
  • Evan Williams:バカルディ ジャパンは「ヴ」を使って「エヴァン」と書き、Williamsの語尾は「ス」にしている。
  • Buffalo Trace、Eagle Rare:明治屋は中黒を入れて「バッファロー・トレース」「イーグル・レア」と書く。

名前の由来

公式の説明がある銘柄だけを挙げる。

  • ミクターズ:公式サイトによれば、1950年代に当時の所有者の一人ルー・フォーマンが、息子のマイケル(Michael)とピーター(Peter)の名前の一部を組み合わせて作った。前身は1753年にペンシルベニア州シェーファーズタウンでジョン・シェンクが始めたウイスキー事業で、現在はケンタッキー州ルイビルのシャイブリー地区に蒸溜所があると同社は説明している。
  • ワイルドターキー:公式サイトの年表は1940年の項で、蒸溜所の幹部が毎年の狩猟旅行で仲間にバーボンを振る舞い、その狩りの獲物が野生の七面鳥だったことを名前の由来としている。
  • フォアローゼズ:キリンのブランドサイトは、1888年にポール・ジョーンズJr.が商標登録した名前について、ジョーンズが舞踏会で求婚し、相手の女性が次の舞踏会に4輪の真紅の薔薇を胸に着けて現れたという話を由来として紹介し、「言われています」と伝聞の形で書いている。
  • メーカーズマーク:公式サイトの年表は、名前とボトルのデザインを考えたのはマージー・サミュエルズで、最初のボトルが仕上がったのは1958年としている。
  • ブラントン:バッファロートレース蒸溜所の公式サイトによれば、アルバート・B・ブラントン大佐は1897年に16歳で事務員として蒸溜所に入った人物で、1984年の冬に蒸溜責任者エルマー・T・リーが大佐をたたえ、1樽ずつ瓶詰めするシングルバレルのバーボンとして発売した。
  • バッファロー・トレース:公式サイトは、開拓者を西へ導いたバッファローの古い通り道(trace)が名前の由来で、そのうちの1本が蒸溜所の敷地を通っていると説明している。
  • イーグル・レア:明治屋は、アメリカの国鳥であるイーグル(ハクトウワシ)を商品名に冠したと説明している。
  • エライジャ・クレイグ:バカルディ ジャパンは、ケンタッキー開拓時代のバプティスト派の聖職者エライジャ・クレイグの名を冠し、最初のバーボン製造者と伝えられていることから「バーボンの父」と称えられていると説明している。
  • エヴァン・ウィリアムス:バカルディ ジャパンは、1783年にケンタッキー州ルイヴィルで石灰岩から湧く水を見つけ、最初にトウモロコシを原料としたウイスキーを造ったとされる人物にちなむと説明している。エライジャ・クレイグと同じく、「最初」は伝承として書かれている。

買うときに見るところ

  • 輸入元の商品名は、ブランド名のあとに種類や年数を続ける。例は「ミクターズ US★1 バーボンウイスキー」(45.7%・700ml)、「エライジャ・クレイグ スモールバッチ」(47%・750ml)、「イーグル・レア 10年」(45%・700ml)。英語のUS*1を、ウィスク・イーは「US★1」と星印で書いている。
  • 同じブランド名の後ろの語で度数が変わる。宝酒造の「ブラントン」は46.5%、「ブラントン ブラック」は40%、「ブラントン ゴールド」は51.5%、「ブラントン ストレート・フロム・ザ・バレル」は66%で、容量はどれも750mlである。
  • 日本向けの仕様は米国と違うことがある。「エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル」はバカルディ ジャパンの商品情報で40%・700ml、米国の公式サイトでは86プルーフ(43%)である。
  • 通販の商品名は販売店が付けるため、「ブラントンズ」「フォアローゼス」のように輸入元と違う表記で登録されていることがある。
  • 表の銘柄の中身の違いは、ノブ クリーク 9年、エライジャ・クレイグ スモールバッチ、ブラントンなどの製品ページと定番バーボンの比較に、ラベルの用語は用語集にまとめている。

出典

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よくある質問

Michter'sは何と読むのか。
日本の輸入元ウィスク・イーの表記は「ミクターズ」である。ミクターズの公式サイトによれば、1950年代に当時の所有者の一人ルー・フォーマンが、息子のマイケル(Michael)とピーター(Peter)の名前の一部を組み合わせて付けた名前である。
Blanton'sは「ブラントン」と「ブラントンズ」のどちらなのか。
日本の輸入元である宝酒造の表記は「ブラントン」で、所有格の「ズ」を付けない。宝酒造の商品は「ブラントン」(46.5%・750ml)のほか、ブラック、ゴールド、ストレート・フロム・ザ・バレルがある。通販では販売店が付けた「ブラントンズ」の表記も見かける。
Four Rosesは「フォアローゼズ」と「フォアローゼス」のどちらなのか。
輸入元キリンビールの表記は「フォアローゼズ」で、Fourを「フォア」、Rosesを「ローゼズ」と書く。キリンのブランドサイトは、1888年にポール・ジョーンズJr.が商標登録した名前の由来を、舞踏会で求婚された女性が4輪の真紅の薔薇を胸に着けて現れた話として、伝聞の形で紹介している。

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