ウィルダネス・トレイル・ディスティラリー(Wilderness Trail Distillery)蒸溜所
アメリカ・ケンタッキー州に位置する現役のアメリカンウイスキー蒸溜所。2012年創業。現在はCampari Groupが所有する。
基本情報
| 州 | ケンタッキー(Kentucky) |
|---|---|
| 正式名称(英) | Wilderness Trail Distillery |
| 読み方(カナ) | ウィルダネス・トレイル・ディスティラリー |
| 創業年 | 2012 |
| 稼働状況 | 稼働中 |
| 所有者 | Campari Group(Campari Group (70% stake since 2022)) |
| 公式サイト | https://www.wildernesstraildistillery.com ↗ |
| 備考 | 発酵専門家ドクター・パット・ハイストとシェーン・ベイカーが2012年にダンヴィルで創業。スウィート・マッシュ製法と全製品ボトルド・イン・ボンド規格が特徴。2022年10月カンパリ・グループが約6億ドル評価額で70%取得。 |
ウィルダネス・トレイル・ディスティラリーの歴史
ウィルダネス・トレイル・ディスティラリーは、ケンタッキー州ダンヴィルに位置するバーボン・ライウイスキー専門の蒸溜所で、発酵の専門家であるドクター・パット・ハイスト(Pat Heist)とシェーン・ベイカー(Shane Baker)が2012年に共同創業した。2人は創業前より醸造・蒸溜コンサルティング会社「Ferm Solutions」を20年以上にわたって運営しており、酵母管理と発酵科学の深い知見が蒸溜所の製造哲学の根幹をなしている。2022年10月にカンパリ・グループが約6億ドルの評価額で70%の株式を取得し、残り30%を2031年に追加取得する契約が結ばれた。
ウィルダネス・トレイル・ディスティラリーの製法と味わいの特徴
ウィルダネス・トレイルの製造上の最大の特徴は「スウィート・マッシュ(Sweet Mash)」製法の採用にある。業界標準であるサワー・マッシュ製法がバックセット(前回蒸溜後の残滓液)を仕込み水に混ぜるのに対し、スウィート・マッシュはバックセットを使わず新鮮な穀物のみで仕込む。この手法は禁酒法以前に多く用いられた伝統技法で、より純粋な穀物の甘みと繊細な発酵ニュアンスを引き出すとされる。また全製品をボトルド・イン・ボンドの規格(4年以上熟成・50%ABV・単一蒸溜所・単一蒸溜期)に準拠してリリースする方針を採っており、品質と透明性への徹底したこだわりが特徴である。
ウィルダネス・トレイル・ディスティラリーの代表銘柄
主力製品はウィーテッド・バーボン(コーン64%・ウィート24%・モルテッドバーレイ12%)とハイライ・バーボン(コーン64%・ライ24%・モルテッドバーレイ12%)の2種のストレート・バーボン、およびセトラーズ・セレクト(Settlers Select)の名称で展開するシングルバレル・ライウイスキー(ライ56%・コーン33%・モルテッドバーレイ11%)である。近年はファミリー・リザーブとして6年熟成・バレルプルーフのシングルバレルラインも展開しており、各バレルのプルーフや熟成情報がラベルに明記される。
ケンタッキー・バーボン・トレイルの参加施設として見学ツアーを実施しており、発酵科学の視点から語られるバーボン製造の解説が訪問者に好評を博している。蒸溜所の拡張工事も進められており、カンパリ傘下で生産能力のさらなる向上が図られている。
ウィルダネス・トレイル・ディスティラリーの製品
よくある質問
- Wilderness Trail Distilleryの読み方は?
- Wilderness Trail Distilleryは「ウィルダネス・トレイル・ディスティラリー」と読む。
- ウィルダネス・トレイル・ディスティラリーはどこにある?
- アメリカ・ケンタッキー州に位置する。
- ウィルダネス・トレイル・ディスティラリーはいつ創業したか?
- 2012年創業。現在も稼働中。