Henry DuYore's Rye Whiskey ヘンリー・デュヨアズ ライ・ウイスキー

Henry DuYore's Rye Whiskeyのボトル画像

ヘンリー・デュヨアズ・ライ・ウイスキーはオレゴン州シェリダンのランサム・スピリッツが手掛けるライ・ウイスキーであり、2016年1月に初リリースされた。ブランド名はオレゴン蒸留の歴史を彩る人物ヘンリー・デュヨアにちなんでおり、19世紀アメリカのクラフト蒸留精神への敬意を表している。マッシュビルは77.8%ライ麦、22.2%大麦麦芽という高ライ麦比率の構成で、ランサム自社農場および地域の有機農家から調達した原料を使用する。蒸留はポットスチルとコラムスチルを組み合わせたハイブリッド手法を採用しており、一部をポットで、残りをコラムで蒸留した後にブレンドすることで、ポットスチル由来の複雑さとコラム由来の軽やかさを共存させている。熟成後にニュー・チャード・アメリカン・オークで18ヶ月の追加熟成を施し、最終的に46.1% ABV(92.2プルーフ)でボトリングされる。香りは穀物の生命力にあふれ、松やにのアロマ、セロリ根の清涼感、ライ麦パンのこんがりとした甘み、そして大麦麦芽の温かみが複雑に絡み合う。口に含むと力強いライ麦のキャラクターが前面に出て、粗糖(デメラーラ)のコク、ハイビスカスを思わせる花のような高音、アガベを想起させるエキゾチックなニュアンスが続く。フィニッシュは長くスパイシーで、白胡椒と乾燥ハーブが余韻を引き締める。シップ・ノースウェスト・アワードではベスト・オブ・ノースウェストのゴールドを受賞するなど高い評価を獲得しており、ランサムが掲げる「ロボットも近道もなし」というクラフト哲学を体現した、骨格のしっかりとしたオレゴン産ライ・ウイスキーである。ボタニカルな複雑さと力強いスパイスを好む愛好家に特に支持されているだけでなく、ランサム・スピリッツが手掛ける他のウイスキー(エメラルド1865やランサム・バーボン)と飲み比べることで、オレゴンのクラフト蒸留が持つ多様性と実力を実感できる格好の一本でもある。

蒸溜所Ransom Spirits (ランサム・スピリッツ)
種別Rye Whiskey
備考77.8% rye + 22.2% malted barley; pot + column hybrid distillation; 18 months new charred American oak; 92.2 proof
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