Mammoth Distilling Northern Rye No. 03 マンモス・ディスティリング ノーザン・ライ No.03

Mammoth Distilling Northern Rye No. 03のボトル画像

ミシガン州セントラルレイクに拠点を置くマンモス蒸溜所が展開するノーザン・ライ・シリーズの第3弾リミテッドリリースで、ノーザンミシガンが誇る世界有数のタートチェリー産地としての顔を全面に打ち出した意欲作である。同蒸溜所は2014年の創業以来、サウス・マニトゥー島での希少なロゼン種ライ麦の復活栽培プロジェクトや、1876年に大型暴風雨で湖底に沈んだ難破船から回収された未発芽ライ麦の種子を使ったウイスキー生産という、ミシガン農業史と蒸溜文化を結びつける野心的な取り組みで広く知られる。セントラルレイク・ベレア・トラバースシティ・ベイハーバー・エイドリアン・グランドラピッズの6か所にテイスティングルームを展開し、ミシガン州を超えてイリノイ・ケンタッキー・カリフォルニアでも流通している成長著しい生産者だ。ノーザン・ライシリーズは「ノーザンミシガンの風土と素材でライウイスキーを語り直す」という明確なコンセプトのもと、各ナンバーで熟成容器や使用素材を変えることで独自のテロワール表現を追求している。第1弾(No.01)は原点回帰の基本表現、第2弾(No.02)はノーザンミシガンのワイナリー(45 North Vineyard・Bonobo Winery)の樽でフィニッシュするというワインカスク版と、毎回趣向が大きく変わる。このNo.03では、自社製造および外部調達のライウイスキーをバーボン樽で一次熟成した後、マンモス社自らが製造するチェリー・ブランデー樽で30か月にわたる二次熟成を施し、最後の工程としてノーザンミシガン産の天然チェリーウッドのスタンチョン(支柱型木材)に短期間直接接触させるという三段構えの製法をとる。ミシガン北部で収穫されたタートチェリーの果汁感を引き出しながらも、ライウイスキーの骨格を崩さない精緻なバランスが際立つ。スパイシーなライ麦の芯にさくらんぼのジャムやドライフルーツが重なり、チェリーブランデー由来の芳醇な甘みが長い余韻として続く。ライウイスキーとミシガンの自然が見事に融合した、唯一無二の地域性を持つ作品だ。

蒸溜所Mammoth Distilling (マンモス・ディスティリング)
種別Rye
備考公式サイト(mammothdistilling.com)掲載確認。2024年リリース。ABVは未取得のため空欄。
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