Lost Lantern Far-Flung Rye Whiskey ロスト・ランタン ファーフラング ライウイスキー

ロスト・ランタン ファーフラング ライウイスキーは、バーモント州を拠点とするインディペンデントボトラー、ロスト・ランタンが手がける複数蒸溜所ブレンドのストレートライウイスキーである。アイオワ州のシーダーリッジ、インディアナ州のスターライト蒸溜所、ウィスコンシン州のウォラーシャイム蒸溜所、オハイオ州のミドルウェスト・スピリッツとトムズ・フーラリーという5つの蒸溜所から選び抜かれた原酒を、4年の熟成を経てカスクストレングス(60.8%ABV、121.6プルーフ)でブレンドした逸品だ。加水なし、冷却ろ過なし、カラーの添加なしという徹底したナチュラルボトリングが特徴で、第1バッチは486本のみ製造された。ロスト・ランタンのファーフラングシリーズはバーボン版が既にラインナップされているが、本ライ版はアメリカ中西部の多様な蒸溜文化をひとつのボトルに凝縮した意欲作として評価が高い。ノーズはライ麦の青草感とミント、ディルのハーブが先行し、後からキャラメルアップルと白コショウの温かみが続く。パレットでは各蒸溜所由来のキャラクターが複雑な層を成しており、スパイシーさ、フルーティさ、穀物の素朴な旨みが共存する。フィニッシュは長く、ライ麦スパイスとウォームオークが染み渡るように続く。フォーブス誌が「今週のウイスキー」に選出したほか、マキシム誌でも高評価を獲得した。インディペンデントボトラーが複数の優れた蒸溜所の原酒を組み合わせることで、単独の蒸溜所では実現できない新しいアメリカンライのスタイルを提案したベンチマーク的なリリースである。ロスト・ランタンは毎年多数の限定リリースを手がけており、ファーフラングシリーズは常備ラインナップとして同蒸溜所の代名詞的存在となっている。今後もバッチ重ねが予定されており、ロット間の変化を追うことで中西部ライウイスキーの進化を体感できる。インディペンデントボトラーが複数の蒸溜所を組み合わせることで実現するこのスタイルは、アメリカンウイスキー業界における新しいカテゴリーの形成に寄与している。
| 蒸溜所 | Lost Lantern (ロスト・ランタン) |
|---|---|
| 種別 | Rye |
| 熟成年数 | 4 Year |
| 備考 | Far-Flung Rye confirmed by Lost Lantern official website and Seelbach's; 60.8% ABV / 121.6 proof; 5 distilleries / 4 states; 486 bottles (Batch FFR-1) |