Ironton Colorado Straight Rye Malt Whiskey アイアントン コロラド ストレート ライ モルト ウイスキー
コロラド州デンバーに拠点を置くアイアントン蒸溜所が手がけるライ・モルト・ウイスキーで、同蒸溜所が展開する「トリオ」シリーズ(バーボン・ライモルト・シングルモルトの三本柱)の一角を担う個性派表現である。アイアントンは2018年に創業し、コロラド州産グレーンへのこだわりと地元農家との直接契約を経営の根幹に置き、デンバーのクラフト蒸溜シーンを牽引してきた注目株の蒸溜所だ。2024年には創業6周年を記念してボトルド・イン・ボンドのアメリカン・シングルモルトをリリースして話題を呼び、長期熟成・特別バレル・独自の製造アプローチにスポットを当てた「Ascent Series」と呼ばれる限定プレミアムシリーズも展開している。このコロラド・ストレート・ライモルト・ウイスキーのマッシュビルには、コロラド州産のペール・ライ麦モルトとチョコレート・ライ麦モルトを使用しており、それぞれ独自の焙煎仕様でローストされた二種のグレーンが融合することで、従来のコーン主体のストレート・ライウイスキーにはない複雑なモルト由来の風味を実現している。53ガロンのニューアメリカンオーク樽で最長3年の熟成が施され、43%ABV(86プルーフ)でボトリングされる。チョコレートモルト由来のビタースイートなカカオ感と、ライ麦固有のスパイシーさが絡み合い、その後から押し寄せる大麦モルト由来のフルーティな甘みが全体を柔らかくまとめる。テクスチャーはなめらかで飲み口は穏やかであり、ライ麦の骨格がしっかりしながらも攻撃的な辛さはなく、ストレートでも氷を浮かべても美しいバランスを保つ。同蒸溜所はさらにこの製品のコーヒーカスクフィニッシュ版(Robb Reportが特集)も展開しており、コーヒー風味のカスクで追熟した限定表現として業界誌の高評価を受けている。ライ麦をモルト化するという技術的な挑戦と、コロラド産素材への徹底したこだわりが融合した、ほかに類のない一本であり、コロラドのクラフト蒸溜シーンを代表するユニークな試みとして全米および欧州のウイスキー愛好家から注目を集めている。
| 蒸溜所 | Ironton Distillery (アイアントン・ディスティラリー&クラフトハウス) |
|---|---|
| 種別 | Rye |
| 備考 | The Whiskey Wash・Big Thirst・irontondistillery.com掲載確認。コーヒーカスク版は別製品。43%ABV確認。 |