Breckenridge Rye Whiskey ブレッケンリッジ ライ ウイスキー

コロラド州ブレッケンリッジの標高約2,900メートル(9,600フィート)という「世界最高所の蒸溜所」が2026年6月に満を持して発売した、ブランド初のコアラインナップ入りライウイスキーである。同蒸溜所はこれまで数々の国際コンペティションで受賞してきたバーボンやラムカスクフィニッシュ・バーボンで名声を確立してきたが、このライウイスキーはそれらとは全く異なる新方向を切り開く意欲作として位置づけられている。マッシュビルの80パーセントをライ麦が占める大胆な高ライ設計で、残りの20パーセントは厳選されたモルテッドバーリーとコーンで構成される。蒸溜はブレッケンリッジ特有の薄い空気と低い沸点(約93度)という特殊な高地環境を積極的に活かして行われ、その後ニューアメリカンオーク樽でじっくりと熟成される。高地特有のダイナミックな昼夜温度差(夏でも20度以上の落差が生じる)がウイスキーと樽材の接触を繰り返し促進し、風味の抽出速度を平地より格段に速める高山熟成の恩恵を最大限に受けている点が特徴だ。100プルーフ(50%ABV)でボトリングされたこの一本は、チョコレート、チェリー、ハチミツ、キャラメルといった複層的な香りを持ち、スパイシーなライ麦の個性と甘やかな余韻がバランスよく同居する仕上がりとなっている。価格は34.99〜39.99ドルとアクセスしやすい設定で、コロラド州の小売店やオンライン(配送可能州)での先行販売を皮切りに、2026年夏以降は全米の主要リテーラーへの流通が予定されている。親会社であるティルレイ・ブランズ(カナダ)の流通ネットワークを活用した全国展開が進むことで、コロラド産ライウイスキーの知名度をさらに押し広げると期待されている。同蒸溜所が長年育ててきたバーボンと並ぶ次世代の看板商品として位置づけられており、高地蒸溜ならではの際立った個性を全面に打ち出した野心的な一本と言えるだろう。

蒸溜所Breckenridge Distillery (ブレッケンリッジ・ディスティラリー)
種別Rye
備考2026年6月発売。80%ライ麦マッシュビル。100proof/50%ABV。GlobeNewswire公式プレスリリース確認済み。
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