Barber Lee Spirits Bottled-in-Bond Rye Whiskey バーバー・リー・スピリッツ ボトルド・イン・ボンド ライ・ウイスキー
カリフォルニア州ペタルマの1910年築の旧レンガ倉庫で2017年に創業したバーバー・リー・スピリッツが、全生産量の90%をウイスキー(ライとバーボン)に注ぐという強い信念のもと送り出す最高格付けの表現だ。バーバー家とリー家の2家族が協力して立ち上げた同蒸溜所は、2019年にタスティングルームをオープン後、急速に評価を高めてきた。TTBが定めるボトルド・イン・ボンドの厳格な基準——単一蒸溜所・単一蒸留シーズン・最低4年熟成・50%ABVでの瓶詰め——をすべて満たして実現した希少な表現がこの一本だ。 同蒸溜所の看板であるシングルモルト・ライ(100%モルテッドライ)マッシュビルをベースに、最も優れた単一樽を2〜3年の通常熟成後にさらに3〜4年以上熟成させる。総じて5〜7年以上かけてカリフォルニア北部ソノマ郡の沿岸気候のなかでゆっくりと熟成が進み、深みのある濃いアンバー色の原酒が生まれる。50%ABVでノンチルフィルタリング。極めて少ない生産本数のため、蒸溜所での直接販売が中心で、見つけることが難しい希少な一本だ。 香りはダークでリッチ、ライパンとダークチョコレート、ドライフルーツが複雑に絡み合い、背後に革と木材のニュアンスが漂う。口当たりはデンスかつスパイシーで、100%モルテッドライ由来の厚みのあるボディが口腔全体に広がる。カリフォルニア育ちらしい爽やかな酸味が奥に潜み、スパイスと甘みのバランスを整えている。フィニッシュは長く、ドライなオークとライのスパイスが交互に波のように押し寄せ、余韻は非常に長い。少量生産ゆえに入手難だが、それだけの価値がある特別な一本だ。1910年建造のペタルマのレンガ倉庫という歴史ある空間で仕込まれたウイスキーには、建物の歴史と現代の職人技が交差するような静かな重みがあり、テイスティングの場を選ばず特別な機会を演出してくれる。シングルモルト・ライという独自カテゴリーへの徹底したこだわりが、カリフォルニア北部の蒸溜文化を牽引するバーバー・リーの存在感を際立たせている。
| 蒸溜所 | Barber Lee Spirits (バーバー・リー・スピリッツ) |
|---|---|
| 種別 | Rye |
| アルコール度数 | 50% |
| 熟成年数 | 5-7 Year |
| 備考 | Single barrel, 5-7yr total age, 50% ABV / 100 proof, non-chill filtered; 100% malted rye mash bill |