Westward Whiskey Triple-Distilled Cask Strength 2025 ウェストワード ウイスキー トリプル・ディスティルド カスク・ストレングス 2025

ウェストワード・ウイスキー・トリプル・ディスティルド・カスク・ストレングスは2025年にリリースされたウェストワード初のトリプル蒸留表現であり、アイリッシュ・ウイスキーの伝統に着想を得ながら、明確にウェストワードらしさを体現した意欲作である。オレゴン州ポートランドの蒸留所では通常2回の銅製ポットスチル蒸留を行うが、この表現では初めて3回目の蒸留工程を加えている。追加のパスがテクスチャーと風味のトーンをどのように変容させるかを探求した実験の結果として生まれた一本であり、マスター・ブレンダーのマイルズ・ムンローによって監修された。熟成期間は6年7ヶ月とウェストワードの標準的な表現より長く、ニュー・アメリカン・オーク樽でじっくりと熟成させた後、一切の加水を行わずカスク・ストレングスのままボトリングされる。加水なしで封じ込められた豊かな凝縮感がこの表現の最大の魅力であり、果樹園の果実(洋梨・桃・りんご)とはちみつの芳醇な香りがまず立ち上がる。口に含むとドライフルーツやメープルキャンディの甘み、そして繊細なスパイスのバランスが広がり、フィニッシュにはミント、バニラ、赤いベリー類の長い余韻が続く。トリプル蒸留によってもウェストワードが一貫して大切にしているクラフトエール酵母由来のフルーティな骨格は損なわれておらず、蒸留回数の増加が生み出したシルキーなテクスチャーと既存の複雑さが見事に共存している。数量限定のアニュアル・リリースとして位置づけられており、コレクターからも高い関心を集める一本である。アメリカン・シングルモルトというカテゴリー全体が世界的に注目を集める中、ウェストワードはそのパイオニアとして常に新しい製造手法に挑戦し続けており、トリプル・ディスティルドはその探求の象徴的な到達点と言える。カスク・ストレングスの力強さとトリプル蒸留のシルキーさを同時に体験できる機会は極めて稀であり、アメリカン・シングルモルト愛好家には必携の一本である。
| 蒸溜所 | Westward Whiskey (ウェストワード・ウイスキー) |
|---|---|
| 種別 | American Single Malt |
| 熟成年数 | 6年7ヶ月 |
| 備考 | First-ever triple-distilled expression from Westward; cask strength; 6 years 7 months new American oak; 2025 annual limited release |