Dead Drop Illinois Peat Single Malt Whiskey デッド・ドロップ イリノイ・ピート シングルモルト・ウイスキー
イリノイ州ソーントンに位置するソーントン・ディスティリングは、1857年建造の州内最古のブルワリー建物を拠点に、伝統的なモルトウイスキー製造に特化したユニークな蒸溜所だ。同蒸溜所はイリノイ州初のクラフト・モルト認定蒸溜所として、全量クラフト・モルト認定の地元大麦モルトを使用しており、地元産原料へのこだわりと地域の農業・醸造文化との深い結びつきが特徴となっている。「デッド・ドロップ」というブランド名は禁酒法時代のウイスキー密売用語に由来し、秘密の受け渡し場所に樽を置いた時代の逸話がこの名に込められている。同社がリリースするデッド・ドロップ イリノイ・ピート シングルモルト・ウイスキーは、アメリカン・ウイスキー史上初めてイリノイ州産の泥炭(ピート)を使用した革新的な一本として業界から注目を集める。使用するピートはミシシッピ川沿いのイリノイの湿地帯から手作業で採取されており、スコットランド海岸性のピートとは根本的に異なる大陸の大地由来のテロワールを持つ。ヘッドディスティラーのアリ・クラフター氏が率いるソーントン・ディスティリングは、シュガー・クリーク・モルト社との連携によって2021年頃からイリノイ・ピートのプロジェクトを本格化させ、大陸性土壌由来のスモーキーさと麦芽由来の甘みが繊細に絡み合うシングルモルトを誕生させた。スコティッシュ・ウイスキーへの敬意を保ちながら、ミッドウエストのテロワールを独自に体現するこの一本は、アメリカ産ピーテッド・シングルモルトの新たな可能性を世に示す意欲作だ。同蒸溜所はこの他にもオーストリアの伝統大麦品種を使ったエーデルワイス・ウイスキーなど革新的な製品を手がけており、ユニークな原料と製法へのあくなき探求心がソーントンを際立たせている。スモーキーなウイスキーを愛する人に特に試してほしい、唯一無二のアメリカン・ピーテッド・シングルモルトだ。シカゴ近郊という意外な地から、大陸の湿地帯が育んだピートの香りを纏ったシングルモルトが産声を上げた事実は、米国ウイスキー地図を塗り替える出来事として長く記憶されるだろう。
| 蒸溜所 | Thornton Distilling (ソーントン・ディスティリング) |
|---|---|
| 種別 | Single Malt Whiskey |
| 備考 | Craft Maltsters Guild掲載でIllinois Peated Single Malt Whiskeyとして確認。公式サイトでの正式製品名・ABVは要確認。 |