Spirit Lab Rice Whiskey スピリット・ラボ ライス・ウイスキー
バージニア州シャーロッツビルに拠点を置くスピリット・ラボ・ディスティリングは、夫婦のイヴァルとサラ・アース夫妻が2015年に創業した蒸溜所で、シャーロッツビル市内最古の合法蒸溜所という歴史的な地位を持つ。ポルトガル製の300リットルのポットスチルを全製品の蒸溜に使用し、外部からの調達品は一切使わないオンサイト製造の哲学を創業以来一貫して貫いている。スピリット・ラボのシングルモルト・ウイスキーは野生酵母による6〜7日間の長期発酵の後、元バーボン樽やバージニア産ポートワイン樽、ニューアメリカンオーク樽など複数のバレルを組み合わせたソレラ方式で熟成されており、その革新的な手法が業界内で高く評価されている。このライス・ウイスキーはまさにその実験的精神の産物であり、米を主原料に用いた珍しいアメリカン・ウイスキーだ。バーボンやライ麦ウイスキーが主流を占める米国市場において、穀物の多様な可能性を極めようとするスピリット・ラボならではの挑戦的なアプローチが光る。ポットスチルによる蒸溜でライスに含まれる繊細な甘みと清澄感が引き出され、澄み切った花のような香りと柔らかくクリーンなボディが特徴とされる。公式サイトでは$49.99という手の届きやすい価格帯での提供が確認されており、バージニア産原料への強いこだわりと地域農業への貢献意識が込められた一本として、地元シャーロッツビルのクラフト・スピリッツシーンを代表する意欲作として注目を集めている。ウイスキーの概念を米という視点から再定義しようとする蒸溜所の真摯な探求心が凝縮された、他に類を見ない革新的なアメリカン・ウイスキーだ。同蒸溜所が生み出す多彩な実験的スピリッツの中でも、このライス・ウイスキーは穀物の境界線を押し広げる最も象徴的な試みのひとつとして位置づけられており、バージニアのクラフト蒸溜業界が持つ豊かな創造力の証でもある。シングルモルトやブランデー、アマーロなど幅広いポートフォリオを展開する同蒸溜所が示す、ウイスキー製造の概念を拡張する可能性の象徴がこの一本に込められている。
| 蒸溜所 | Spirit Lab Distilling (スピリット・ラボ・ディスティリング) |
|---|---|
| 種別 | Single Malt |
| 備考 | 公式サイトで$49.99として掲載確認。ABV等の詳細スペックは要確認。 |