Shelter Distilling Ridge Runner Bourbon シェルター・ディスティリング リッジ・ランナー バーボン

カリフォルニア州マンモス・レイクスに構えるシェルター・ディスティリングは、標高5,982フィート(約1,822メートル)というアメリカでも指折りの高地に位置するクラフト蒸溜所だ。シエラネバダ山脈の懐に抱かれたこの場所では、乾燥した山岳空気と昼夜の激しい寒暖差が樽呼吸を活発化させ、通常よりもダイナミックなフレーバー発達をもたらす。標準的なケンタッキーやテネシーの平地熟成とはまったく異なる高地テロワールが、シェルターのウイスキーに独自の個性を与えている。 リッジ・ランナー・バーボンは同蒸溜所のシングルバレル的なマイクロバッチ・ボーボンで、わずか2〜3樽分のみをブレンドするという徹底した少量生産が特徴だ。四穀マッシュビル——カリフォルニア産非GMOブルーコーン、小麦、モルテッドバーリー、ライ麦——から丁寧に仕込まれ、最低2年の熟成を経て94プルーフ(47%ABV)でボトリングされる。通常の黄色いコーンではなくブルーコーンを採用することで、土っぽいアーシーなニュアンスと深い穀物の甘みが生まれ、カリフォルニアらしい個性が際立つ。 アロマはトーストした穀物の温かみとバニラの甘み、山の清涼な空気を想起させるフレッシュ感が漂う。パレートではキャラメルとブルーコーン由来の独特のアーシーな風味が溶け合い、軽やかなスパイスとともに山岳地帯の大自然を体感させる。フィニッシュは穏やかで、心地よいウッド感と軽いスパイスがゆっくりと消えていく。シエラネバダの大自然とカリフォルニア農業の恵みを一本に封じ込めた、地域色豊かな高地産クラフトバーボン。 シェルター・ディスティリングの製品は冬は豪雪に閉ざされるマンモス・レイクスの四季の厳しさと、夏の強烈な高地の陽射しという両極端な環境下で熟成される。こうした極端な気候変化が樽の木材を通じてウイスキーのキャラクターに反映され、カリフォルニアの穏やかな平地産とは一線を画す山岳由来の逞しさと繊細さを同時に帯びるのがシェルターの真骨頂だ。

蒸溜所Shelter Distilling (シェルター・ディスティリング)
種別Straight Bourbon
備考94 proof/47% ABV。カリフォルニアブルーコーン使用。2〜3樽のマイクロバッチ。最低2年熟成
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