Rod & Hammer's SLO Stills Cask Strength Bourbon Whiskey ロッド&ハマーズ SLOスティルズ カスク・ストレングス バーボン ウイスキー

カリフォルニア州サン・ルイス・オビスポを拠点とするロッド&ハマーズが、通常のストレート・バーボンとは一線を画すカスク・ストレングス表現として送り出した逸品。カリフォルニア・サーファーのロドニー「ロッド」・セゲルスキーとオーストラリア出身のハミッシュ「ハマー」・マーシャルが共同で創業した同蒸溜所は、「太平洋で割ったウイスキー(Cut with the Pacific)」というユニークなブランドテーマを掲げており、精製した海水を一部加水に用いるという独創的なアプローチで知られる。SLOはサン・ルイス・オビスポの略称で、地域への愛着を製品名に込めている。 マッシュビルは55%コーン、35%ライ、10%モルテッドバーリーというハイライの配合で、新樽アメリカン・ホワイト・オークで2年間熟成させる。112プルーフ(56%ABV)でアンカット、ノンチルフィルタリングのまま瓶詰めするため、原酒本来のキャラクターを余すところなく楽しめる。カリフォルニアの温暖な気候が急速な木材抽出を促し、2年という短い熟成期間ながら新樽由来のオークフレーバーが十分に溶け込んでいる点が特筆に値する。 色調は鮮やかな深い琥珀色で、グラスに注ぐと豊かなバニラとキャラメル、明確なライ・スパイスが漂う。口当たりは力強くも滑らかで、コーンの甘みとライ由来のブラックペッパーが力強く展開する。フィニッシュは長くウォームで、オークのタンニンとスパイスが心地よく続く。少量の水を加えると花のような香りが開き、また異なる表情を見せてくれる。同蒸溜所の通常のストレート・バーボンと飲み比べることで、カスク・ストレングスならではの濃密さと複雑さをより深く理解することができる。カリフォルニアのクラフト蒸溜所の中でも、原産地の自然と人の個性を前面に出したブランドストーリーが際立っており、スピリッツとしての品質だけでなくそのカルチャーも含めて楽しめる一本だ。
| 蒸溜所 | Rod And Hammers Slo Stills (ロッド・アンド・ハマーズ SLOスティルズ) |
|---|---|
| 種別 | Bourbon |
| アルコール度数 | 56% |
| 熟成年数 | 2 Year |
| 備考 | 56% ABV / 112 proof, 2yr, uncut non-chill filtered; high-rye mash bill 55/35/10; Pacific water concept |