Amalga Summer Solstice Solera Cask Whiskey アマルガ サマー・ソルスティス ソレラ・カスク・ウイスキー
アラスカ州ジュノー初の蒸溜所アマルガが年に一度リリースする看板的な限定ウイスキー。3つの個別樽でそれぞれ約3年間新品アメリカン・オーク樽熟成させた後、3樽をシェリー樽1本にブレンドし、ソレラ方式で熟成を継続する独特の製法が採用されている。ソレラとは元来スペインのシェリー生産に用いられる逐次補充方式で、一定量を瓶詰めした後に新たなウイスキーを補充することで、古いウイスキーと若いウイスキーが常に混在した複雑な熟成状態を維持する。2020年の初回リリースはわずか300本が公開後3分以内に完売するという圧倒的な人気を示し、以降も毎年夏至(サマー・ソルスティス)の時期に合わせて年次特別品としてリリースされる。ジュノーは北緯58度以上という高緯度に位置し、夏は1日の日照時間が18時間を超える一方、冬は5〜6時間しか陽が当たらない極端な光の季節変動がある。これがアラスカ特有の樽内温度変動を生み出し、他州のウイスキーとは根本的に異なる熟成環境をもたらすと蒸溜所は説明する。 100プルーフ(50% ABV)でボトリングされる本品の香りは、シェリー樽由来のドライフルーツ、レーズン、アーモンド、そして新品オーク由来のヴァニラとトーストがベースを形成し、アラスカ産大麦の清涼なグレイン香が彩りを添える。ソレラ独特の複雑さが、初期熟成の力強さと若い清澄さを同時に備えた佇まいを生む。口当たりはシルキーで、シェリー由来の甘みと熟したフルーツのフレーバーが広がる中に大麦モルトの清涼さがバランスを保つ。フィニッシュは長く複雑で、ドライフルーツとオークのタンニンが心地よい余韻を残す。毎年のリリース直後に売り切れる人気の高さは、アラスカ産クラフトウイスキーへの注目の高まりを象徴しており、ウイスキー・コミュニティでの評判も年を追うごとに拡大している。冬至(ウィンター・ソルスティス)版と対をなす季節製品として、年に二度コレクターが心待ちにするアマルガ蒸溜所の顔ともなっている。
| 蒸溜所 | Amalga Distillery (アマルガ・ディスティラリー) |
|---|---|
| 種別 | American Single Malt |
| アルコール度数 | 50% |
| 備考 | 毎年リリース本数が限られる年次リリース製品。既存のFlagship Single Malt・Heavily Peated・Wrack Line Ryeとは別の特別リリース |