Manatawny Still Works Select Four Grain American Whiskey マナタウニー・スティルワークス セレクト・フォーグレイン・アメリカン・ウイスキー

Manatawny Still Works Select Four Grain American Whiskeyのボトル画像

ペンシルベニア州ポッツタウンに本拠を置くマナタウニー・スティルワークスが誇るフラッグシップ上位グレードが、このセレクト・フォーグレイン・アメリカン・ウイスキーである。同蒸溜所の代名詞ともいえる4種穀物構成を一段と洗練させた一本で、モルテッド・バーレイ78%、ローステッド・バーレイ2%を軸に、ウィート9%、オーツ麦9%、ライ麦2%という独自のマッシュビルを採用している。高比率の麦芽由来の豊かな酵素活性が糖化を促し、複雑かつ緻密な発酵フレーバーを生み出す。蒸溜にはポット・スティルとコラム・スティルを組み合わせたハイブリッド方式を用い、ケルビン・クーパレッジ製の53ガロン樽にヘビー・チャー(#4炭化)で3年以上熟成させる。ウイスキー全体にはスコッチ・シングルモルトの穀物的厚みとアメリカン・ウイスキーのスウィートなオーク感が同居し、94プルーフ(47%ABV)でボトリングされる。セレクト版はレギュラーのフォーグレインよりも大型の53ガロン樽を使用することで熟成の均質性と深みが向上しており、木材との接触比率を最適化してよりシルキーな口当たりを実現している。香りはピーチ・プリザーブのような熟した果実感に始まり、はちみつと淡いトースト香が重なる。口当たりはクリーミーで厚みがあり、バニラ、キャラメル、そして淡いシリアル由来の甘みが展開し、フィニッシュは穏やかなオーク・スパイスとともに長く続く。ストレート、ロック、ハイボールいずれでもその個性が存分に発揮される。2011年に創業したマナタウニーは2025年6月に惜しまれつつ閉業しており、現存在庫は希少な最終ロットとなっている。フォーグレインという米国では珍しい穀物構成の先駆者として、クラフト・ウイスキー史において特別な地位を占める逸品だ。スコッチのシングルモルトとアメリカン・ウイスキーの両方を愛する飲み手にとって、このセレクト・フォーグレインは理想的な中間点を提供してくれる稀有な存在だ。

蒸溜所Manatawny Still Works (マナタウニー・スティル・ワークス)
種別American Whiskey
アルコール度数47%
備考Distillery closed June 2025. Confirmed via official shop and Seelbach's listing.
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